東京藝術大学大学美術館にて開催中の「法隆寺 祈りとかたち」展にいきました。
以下の順路で展示です。
第2章:法隆寺と東京美術学校
初代学長岡倉天心の手記とともに展示される所蔵品(「孔雀明王像」「十六羅漢図」など)、また奉納された香合などの工芸品によって、法隆寺が多くの芸術家を育み、また法隆寺も芸大によって支えられていることがわかるようになっています。
第3章:法隆寺と近代美術
法隆寺と法隆寺が伝える文化が現代にまで息づいていることを実感することから、金堂の火災の衝撃が大きく伝わってきます。
金堂落成時の内部と人々の様子が伝わってくる和田英作「金堂落慶之図」、聖徳太子が清らかに描かれた安田靫彦「太子孝養図」、天寿国繍帳と灌頂潘がバックに描き込まれて美しい吉村忠夫「多至波奈威大郎女御影」、ラピスラズリ色が印象的で救世観音を描いた杉山寧「救い」、火災の炎に包まれる金堂壁画を描いた吉岡堅二「炎上」などの近・現代作家の展示です。
第1章:美と信仰
壁両面を飾る、鈴木空如作、他高橋新三郎など作家6名の昭和の金堂壁画模写が圧巻です。
金堂にいらっしゃる毘沙門天立像(国宝)、吉祥天立像(国宝)、金堂天蓋を飾る飛鳥時代の天人、鳳凰、飛鳥時代の菩薩立像、法隆寺の祈りの空間を垣間みます。さらに三経院の阿弥陀如来座像、広目天、多聞天。聖徳太子立像。称徳天皇発願の百万塔・陀羅尼、奈良時代のお坊さんたちが使った金銅鉢、手洗・花器、色がきれいに残っている飛鳥〜奈良時代の幡などなど、長い年月多くの祈りに支えられ、伝えられた文化を大切にしてさらに文化が育まれると展示をみていて思いました。
陳列館;別品の祈り
金堂壁画を最新技術にて復元してあり、焼損前の状態の空間に身を置くことができます。質感も素晴らしかったです。
今回の展示をみて、法隆寺に行きたくなりました。
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